メッセージView
このセットで使用しているSplit Viewをショートカットから開く機能は、iPadOS 15以降の機能です。iPadOS 14では使うことができません。指伝話メッセージでメッセージの送信の機能は使えますが、画面分割をカードから行うことはできません。iPadOS 15にアップデートしてお使いください。
画面の分割表示
画面表示を指伝話メモリとメッセージアプリの2つのSplit View(画面分割表示)にして使用するサンプルです。従来のメッセージ送信の方法は、指伝話メモリのカードを選択することでメッセージを送信することはできましたが、相手から届いたメッセージを見るにはメッセージアプリを開いて確認する必要がありました。簡単にメッセージを送るだけなら便利な方法ですが、メッセージのやり取りを繰り返すには、指伝話メモリとメッセージアプリとの画面の切り替えをする必要があり課題となっていました。
画面を分割表示にすることで、送信するためのカードを指伝話メモリで表示・操作し、横に開いたメッセージ画面で受け取ったメッセージも確認できるようになります。
概要
指伝話メモリのカードを選択し、iPadの画面表示をSplit View(画面分割表示)にします。指伝話メモリとメッセージアプリを同時に表示することで、指伝話メモリのカードからメッセージを送りつつ返信も確認できるので便利です。
ショートカット
画面分割やメッセージの送信は、「指伝話メッセージ」ショートカットを呼び出して実現しています。なお、相手先の指定に使う文字列と実際のアドレスか電話番号との対応づけは、「指伝話メッセージ_C」ショートカットの中で行います。
「指伝話メッセージ_C」ショートカットを開き、辞書のところに、名称とアドレス(か電話番号)の対応付けをしてください。名称があってもアドレスが空の場合や、名称に一致するものがない場合は、メッセージは送信されずメッセージ画面が表示されます。
指伝話メモリからの呼び出し
ショートカットを引数をつけて呼び出します。宛先・メッセージ・動作は、引数で指定します。
Shortcuts://run-shortcut?name=指伝話メッセージ&input=宛先+メッセージ+View指定
宛先は、メッセージアプリで指定する宛先の名称です。その名称と実際のアドレスか電話番号との対応づけは「指伝話メッセージ_C」ショートカットの中で行います。
View指定について
View指定は、iPadでの画面分割指定です。省略した場合は現在のSplit Viewの状態を保持します。
指定できるView指定は、MM, AA, MA, M2A,AM,A2Mです。Mは指伝話メモリ、Aはメッセージアプリを意味します。2は2倍幅の指定です。
MM:指伝話メモリだけの表示。
AA:メッセージだけの表示。
MA:左側が指伝話メモリ、右側がメッセージの半々の表示。
M2A:左側2/3が指伝話メモリ、右側1/3がメッセージの表示。
AM:左側がメッセージ、右側が指伝話メモリの表示。
A2M:左側2/3がメッセージ、右側1/3が指伝話メモリの表示。
注意点
サンプルでは、宛先は、いつものところ・赤・青・黄・緑の5つ用意しています。いつものところの宛先には、「demo.yubidenwa@icloud.com」が入っています。送信テストにお使いいただくことはできますが、返信はできませんのでご了承ください。それぞれ、そのままの名称「いつものところ」や「赤」「青」「黄」「緑」で使用してアドレスだけ変更して使うことも可能です。また、新たな名称を登録していただいて構いません。カードはサンプルを参考にお作りください。
複数ページがあるセットの2ページ目以降からショートカット呼び出しをすると、ショートカットから指伝話メモリに戻った場合に、画面が白くなり画面操作をしないと戻らないという問題があります。iPadOSの再描画の問題だと思われますが、それを回避するために、メッセージ送信のカードセットは複数ページの1つのセットではなく各ページごとをセットに分けています。
iPadからiPadやiPhone以外へのメッセージ送信については、送信元が電話番号を関連づけているかどうかで送れる相手が決まります。AndroidやPCにメッセージを送る場合は、iPad側の発信者に電話番号との関連ができている必要があります。
ダウンロード
メッセージView_install.zip セットのファイル |
指伝話メッセージ ショートカット |
指伝話メッセージ_C ショートカット |
メッセージView.key キーノートのファイル |