概要
病院で入院中によく使う会話集のサンプルセットです。
画面のカード表示方法を5種類、カードの文字サイズを2種類、発話音声を3種類、合計30セットをメニューから呼び出す形になっています。表示の違い・見せ方の違いを確認するサンプルとしてご利用ください。
解説・ヒント
画面のカード表示方法が5種類あります。
通常5:1画面 5×5枚の表示
通常4:1画面 4×4枚の表示
通常3:1画面 3×3枚の表示
余白 :1画面 5×5枚の表示で、余白のある配置
余白4:1画面 4×4枚の表示で、余白のある配置
カードの枚数と文字サイズ
カードの文字サイズを普通サイズと大きめサイズの2種類でそれぞれ作成してあります。
セット名
それぞれのセットを呼び出すためのメニュー画面となるセットは「入院中会話セット」です。それぞれのセットは、「入院中会話セット」の文字から始まり、最後は「_」(アンダースコア)で終わる名前にしています。メニューとなるセット以外は、プレイモードのセット一覧では非表示になっています。
話者の設定
話者は、Sayaka, Shoと、コエステーションの自分のコエに設定したセットがあります。コエステーションの「自分のコエ」は、指伝話メモリの設定画面でコエステとの連携を行うことでそのまま使用することができます。
左上のカード
なお、各ページの左上のカードは空欄にしています。これは、スイッチコントロールで利用する場合などで、先頭のカードを誤操作で選んでしまうケースが多いので先頭は何もしないようにしてみました。これは必須ではなく一つのアイデアですので、不要でしたら削除してください。
ページの移動とスワイプ
ページめくりはスワイプ操作でも可能ですが、矢印のカードをタップしても行うことができます。
人によっては、タップ操作をポンっと軽くできずにスワイプになってしまうことがあります。指伝話メモリの設定画面で「スワイプでページ送りしない」をオンに設定すると、この問題を回避できます。iPadのアクセシビリティ機能「タッチ調整」でも、軽いタップで画面をスワイプしてしまうことを防止することができますが、指伝話メモリの設定であればカード操作はすべてタップで行うことになります。手の震えがありタップ操作がしづらい人に有用な設定です。
はい・いいえのカード
それぞれのセットでは、「はい」「いいえ」のカードは、それぞれ枠に青と赤に色をつけています。色をつけているのは多少わかりやすくしているからですが、もっと明確に色をつけてパッとわかりやすくするのも良いと思います。カードを作成したKeynoteもダウンロードできますので、ご自由にカスタマイズしてください。
質問の仕方によっては、はいといいえで答えられないこともありますので、質問の仕方には工夫が必要です。
また、「ちょっと待って」「もう一度お願い」のカードを近くに置いています。この使い方は、事前に話し合って決めておくとスムーズだと思います。「ちょっと待って」の意味は、「ちょっと待って、いま他のことで忙しい」とか「ちょっと待って、いますぐには決められない」「ちょっと待って、何考えているの?そんな質問よくできたね?」ということかもしれません。
一般的には、はいといいえだけでなく、「それ以外」というカードを活用することもあります。「それ以外」の意味も同じようにいろいろありますので、「ちょっと待って」「もう一度お願い」を使うということもあります。
いずれにしても、はいといいえを活用したいという人は多くいますが、質問お仕方一つで答えやすさも伝えやすさも変わってきます。お使いになる方同士で、どのようにそのカードを使うかを事前に話し合っておくとより良いコミュニケーションにつながると思います。
ダウンロード
入院中会話セット_install.zip セットのファイル |
入院中会話セット.key Keynoteのファイル |