音源ファイルの再生
このセットで使用している音源ファイルを開く機能は、iPadOS 15以降の機能です。iPadOS 14では使うことができません。iPadOS 15にアップデートしてお使いください。
サウンドファイルの再生について
サウンドファイルの再生を指伝話メモリで行いたいというご要望が多くありますが、指伝話メモリのカードに音を埋め込むことは基本的にはできません。でも、録音しておいた声や効果音、楽器の演奏の録音などのファイルを指伝話メモリのカードを選択するだけで再生できたらとても便利だというご要望におされて、今回の方法を準備しました。
iPadの中の指定したフォルダの中にある音源ファイルを再生するというショートカットを指伝話メモリから呼び出すのですが、ファイル名(階層指定もあり)を指定して呼び出すので、最初にショートカットをインストールした後にファイルの場所指定を最初にした後は、ショートカットの変更は不要となります。あとは指伝話メモリのカードから呼び出して使うだけになります。
概要
指伝話メモリのカードを選択して、MyPlaySound ショートカットを呼び出します。このショートカットは、先に指定してあるフォルダの下の階層にある音源ファイルを再生します。再生を開始した後は指伝話メモリに戻ります。
ショートカットの工夫
ショートカットで「サウンドを再生」をすると、サウンドを再生終えるまでショートカットが実行中のままになります。すると画面がショートカットの画面に留まってしまいます。そこで、画面を分割して指伝話メモリの画面を表示して再度分割を解除することで、再生は続いているものの指伝話メモリの画面に戻るように工夫しました。
サウンド再生はバックグラウンドで行われることになります。他のサウンドファイルを再生中に他のファイル(もしくは同じファイル)を再生させると、複数再生されるということになります。
動画のかえるのうたは、タイミングよく重ねて再生させてみましたが、ショートカットの読み込みや実行速度は使用するiPadによっても異なりますので、毎回同じタイミングでいくとは限りません。それを逆手にして、うまいこと再生できるか楽しむというのもよいかもしれません。
また、処理を行なっている間、画面を暗くするようにしました。暗くする前の画面の状態を保持しておいてから暗くし、処理が終わった後にその状態に戻すようにしました。これは、画面が暗い間は待っていればよいということが認識できるというアドバイスをいただき、その方法を採用しました。
注意
ショートカットが参照するフォルダの場所を設定しないまま実行したり、最初の実行時にアクセス権限を求められる場合に画面が暗くなった状態でダイアログが表示されると慌てるかもしれませんが、その場合は画面の輝度を手動で上げて、ダイアログの内容に対応してください。設定が正しくなってからの実行であれば自動的に明るさが戻るようになるので大丈夫です。
音源ファイルのサンプル
サンプルの音源ファイルは、「このiPad > MyPlaySound」の中に置くことにします。一度ショートカットの中でこの場所を指定する必要がありますが、その後はこのフォルダの下にあるファイルをパスを含めて指定することができます。
ダウンロードするサンプルは、2つの音源ファイルがあります。1つは録音した声と、もう一つは海岸で録音した波の音です。それぞれ「自分の声」「録音」というフォルダに入っています。
インストール手順
① 下のリンクから、サンプルの音源が入った圧縮ファイルをダウンロードします。.zipファイルになっています。一旦「このiPad > ダウンロード」の中に保存すると良いです。
② .zipファイルを1度タップして、解凍します。2つのファイルを解凍すると「サンプル」「録音」というフォルダができ、その中にサンプルの音源ファイルが入っています。
③ 2つのフォルダを「このiPad > MyPlaySound」フォルダの中に移動します。
ショートカット
ショートカット「MyPlaySound」をインストールします。
インストール手順
① 下のリンクから、ショートカットをインストールします。
② ショートカットを開きます。「(設定ここから)」と「(設定ここまで)」というコメントに囲まれた行がありますので、そこをタップし、「このiPad > MyPlaySound」を指定します。表示上そのようになっていても、最初の一度は選び直してください。
③ ショートカットを閉じます。
④ 一度、ショートカットを実行し、アクセス権の確認があれば許可してください。
指伝話メモリのサンプルセット
「MyKeynote2」セットをダウンロードし、指伝話メモリにインストールします。
インストール手順
① 下のリンクから、「MyPlaySound_install.zip」をダウンロードします。一旦「このiPad > ダウンロード」の中に保存すると良いです。
② .zipファイルを1度タップして、解凍し「MyPlaySound_install.yms」にします。
③ 「MyPlaySound_install.yms」を選択し「共有 > 指伝話メモリ」を指定し、セットを読み込みます。
指伝話メモリからの呼び出し
ショートカットを引数をつけて呼び出します。開く音源ファイルは、引数で指定します。ファイルはフォルダの中にあっても構いません。その場合はフォルダの区切りは : (半角のコロン)で行います。
Shortcuts://run-shortcut?name=MyPlaySound&input=ファイル名
注意点
呼び出すファイルのパスを指定した場合、存在しないパスを指定すると、指定した空のフォルダが作成されます。またファイルがないとショートカットでエラーが発生しますので、存在するパスでファイルを指定してください。なお、指定するファイル名は前方一致で検索されます。
ダウンロード
MyPlaySound_install.zip セットのファイル |
MyPlaySound ショートカット |
サンプル音源ファイル |