(2019年12月5日)

はじめに

指伝話文字盤は、お話しになる方と介助者とペアになって使うことを想定して開発したものでした。スイッチが使えれば、指先や口元、ウインクの動きなどのわずかな動きを使ってiPadの操作ができますので、指伝話文字盤もスイッチで操作ができます。

iPadのスイッチ操作は普通は、iOS標準のスイッチコントロールを使うことになりますが、スイッチコントロールの設定でつまづいてしまって使えないという方も多くいます。お話しになる方にとってもそうですが、家族や介助者が簡単に準備できることも大切です。

指伝話文字盤・変わる君・スイッチ
iPadとスイッチの接続に、スイッチ接続キット(変わる君)を使うことで、スイッチコントロールを使わずにスイッチ操作で指伝話文字盤を使う方法があります。
スイッチの操作に慣れてきたら、スイッチコントロールを使う方法に切り替えるのも良いです。そうすれば、指伝話文字盤だけでなく他のアプリも同じようにスイッチで使うことができ、便利な生活へと広がります。

まずは、スイッチコントロールを使わないシンプルな方法、次に、スイッチコントロールを使ったシンプルな方法をご紹介します。
 
 


 
 

自動スキャン(スイッチコントロールなし)

使い方
スイッチを押すことで指伝話文字盤の「→」ボタンを押すのと同じ操作ができます。

設定の内容
変わる君は、ジャック1をボタン設定(1キーを送信)にしてあるものを使います。
指伝話文字盤は、自動スキャンを選択しておきます。その他にも設定で、スキャンの速度、行と段のどちらを先にスキャンにするか、あ行を左右のどちらに置くか、声(男性・女性、音程、速度)などを変更することができます。


 
 


 
 

半自動スキャン(スイッチコントロールなし)

使い方
スイッチを押すことで指伝話文字盤の「→」ボタンを押すのと同じ操作ができます。半自動スキャンは、すべてが自動で進むのではなく、選択の度に一旦停止をします。休憩をはさみ次の選択の動作に移ることで、継続した緊張を強いられる状態から解放されます。

設定の内容
変わる君は、ジャック1をボタン設定(1キーを送信)にしてあるものを使います。
指伝話文字盤は、半自動スキャンを選択しておきます。その他にも設定で、スキャンの速度、行と段のどちらを先にスキャンにするか、あ行を左右のどちらに置くか、声(男性・女性、音程、速度)などを変更することができます。


 
 


 
 

手動スキャン(スイッチコントロールなし)

使い方
スイッチ操作を一人でするのではなく、2つのスイッチを介助者と話す方とに分けて使う「ペアスイッチ方式」も使い方の一つです。介助者が青色、話す方が赤色を使うことで、介助者は話しかけながら文字の候補を順番に提示していき、話す方が選択したい文字の場所で赤いスイッチを押します。
また、スイッチを両方とも介助者が使うのも使い方の一つです。介助者は画面の操作よりもスイッチ操作の方が簡単に行うことができるので、話す方の目などの合図に集中しやすいです。
設定の内容
変わる君は、ジャック1は「1」キーを、ジャック2は「2」キーを、それぞれ「ボタン設定」で送信する設定になっています。青いスイッチを押すことで指伝話文字盤の「→」ボタン、赤いスイッチで「★」ボタンを押すのと同じ操作ができます。
指伝話文字盤は、手動スキャンを選択しておきます。その他にも設定で、スキャンの速度、行と段のどちらを先にスキャンにするか、あ行を左右のどちらに置くか、声(男性・女性、音程、速度)などを変更することができます。


 
 


 
 

ポイントモード(スイッチコントロール)

使い方
指伝話文字盤は、五十音表を直接タップして文字を入力することもできます。スイッチでポイントモードを使って文字を選択するのは、まさに指で文字を選ぶのと同じ使い方です。

設定の内容
変わる君は、「ボタン設定」にしてスイッチを接続し、iOSのスイッチコントロールでスイッチを登録しておきます。
指伝話文字盤は、この方式ではスキャンでは使わないのですが、手動スキャンを選択しておくと良いです。


 
 


 
 

ポイントモード(スイッチコントロール)

使い方
指伝話文字盤は、五十音表を直接タップして文字を入力することもできます。スイッチでポイントモードを使って文字を選択するのは、まさに指で文字を選ぶのと同じ使い方です。

設定の内容
変わる君は、「ボタン設定」にしてスイッチを接続し、iOSのスイッチコントロールでスイッチを登録しておきます。
指伝話文字盤は、この方式ではスキャンでは使わないのですが、手動スキャンを選択しておくと良いです。


 
 


 
 

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