iOS スイッチコントロール 1-2-3! (1)

画面操作について

 スイッチコントロールを使用すれば、指で行なっているiPadの操作のほぼすべてをスイッチで行うことができるようになります。スワイプ、ドラッグ&ドロップ、ダブルタップ、2本指でスワイプなども、1つのスイッチで操作ができます。
 とはいえ、スイッチコントロールの操作に慣れてないうちから細かい操作に挑戦すると、難しさを感じて疲れてしまうことがあります。始めのうちは、スイッチコントロールに慣れることを優先した方が良いです。
 また、スイッチコントロールは、使いやすくするための様々な設定を細かくすることができます。設定の組み合わせで使いやすくも使いにくくもなります。設定項目を一つ一つ解説して理解をするより、標準的な方法で使ってみてスイッチコントロールとは何かを大まかに理解した上で、使いやすくするための調整をしていくと良いです。

 
スイッチについて
 スイッチには、押して使うタイプのものだけではなく、触れる、引っ張る、叩く、曲げる、筋電のわずかな力を使う、目を動かす、息をかける、声を出すなど、さまざまなタイプのものがありますので、からだの動きに合わせたスイッチを選択すれば良いです。
 スイッチコントロールでは、このような外部スイッチの他、画面やカメラをスイッチとして扱うこともできます。なお、Bluetoothで接続するキーボードも外部スイッチと同じ扱いです。

 
画面をスイッチとして扱う場合
 画面全体がタッチスイッチとなります。画面に表示されている項目を指でタップはできなくなります。どの項目をタップしようとしても、それは画面というスイッチを押したことになります。最初は少し違和感があるかもしれませんが、画面スイッチとはそういう機能です。
 iPadに外付けモニタをつけて、そこに映し出されるiPadの画面を見ながら、タッチスイッチを操作する状態を考えてみてください。そのタッチスイッチがiPad本体であれば、iPad本体は画面上の項目をタップして選択するためのものではなく、あくまでもタッチスイッチとなります。このように構成を理解すると、画面をスイッチとして扱う操作が理解し易くなります。



外付けモニタに表示し、iPadをタッチスイッチとして使うイメージ


 
外部スイッチを使う場合
  iPadの画面をスイッチとする場合には使用しませんが、外部スイッチをiPadに接続するためにはスイッチ接続用の機器が別途必要です。
 各社からさまざまな機器が発売されています。基本的には、3.5mmミニピンジャックのプラグのついたスイッチを接続することができます。各社の製品の機能の違いは主に次の項目です:
   ・接続方法(有線接続・無線接続)
   ・電源供給方法(ACアダプタ・充電式・iPad本体からの供給)
   ・接続できるスイッチの数
   ・反応速度
   ・スイッチに割り当てられているキー(初期値、変更の可否)
   ・特定のアプリに対する機能の有無
   ・価格
   ・その他の機能の有無

 
 基本的には、iPadとスイッチを接続するための機器なので、使用するアプリを問いませんが、各社が販売する特定のアプリに対応した機能をつけている場合もあります。
 有限会社オフィス結アジアでは、有線接続と無線接続の製品を発売しています。それぞれの特長は次の表の通りです。これらの製品は、指伝話アプリ専用ではなく他のアプリをお使いいただくことができますが、指伝話メモリや指伝話文字盤で使用する場合は、特に使い勝手が良いようになっています。

 

接続機器 特長
スイッチ有線接続
キット(変わる君)

定価 12,600円

・有線接続なので、Bluetoothの設定などが不要ですぐに使うことができます。
・スイッチは2つまで接続可能です。
・1つのスイッチでも押し方の組み合わせによって異なる操作を行う設定も可能です。iPad標準では、1つのスイッチでは短押しと長押しの2種類の使い分けしかできませんが、変わる君は、押す回数や短押しと長押しの組み合わせによる異なる操作の設定が可能です。
・このキットは、変わる君とApple Lightning-USB カメラアダプタで構成されています。どちらかを既にお持ちであれば、それを利用することができますが、iPadで使用するためには変わる君の設定を行う必要があります。スイッチ有線接続キットで購入した場合は設定済です。
指伝話ぽっち

定価 32,400円

・無線接続(Bluetooth)なので、本体とスイッチとの間のケーブルを排除することができ、見た目がすっきりします。
・スイッチは6つまで接続可能です。
・指伝話メモリでは、スイッチコントロールを使わない操作も可能です。