指伝話製品やiPadの活用について、講習会・勉強会の開催についてのお問い合わせをいただくことが多くなりましたので、ご案内できる内容をまとめました。
ご一読いただいた上で、ご連絡をください。開催に向けて一緒に準備を進めていきたいと思います。

【公開している資料について】

指伝話アプリ、iPadOS/iOSのスイッチコントロールについては、導入前検討から導入後の運用までに役立つ各種説明書をウェブ・PDFで公開しています。
https://www.yubidenwa.jp/

高橋宜盟が note にコミュニケーションや指伝話に関する記事を投稿しています。是非ご覧ください。
https://note.com/yoshi_yui

 

【一般的な製品紹介について】

製品の一般的な内容は、展示会や勉強会にご参加いただいた時にご案内しています。

2019年度は、バリアフリー展(大阪)、国際福祉機器展(東京)、シーズニーズマッチングイベント(大阪、東京)、ヨッテク(横浜)への出展、全国難病センター研究会(小倉)、リハ工学カンファレンス(札幌)で発表をしました。また、全国各地での勉強会を参加しました。(福井、大阪、福岡、千葉、姫路、茅ヶ崎、奄美大島、陸前高田、横浜、東京、福岡、横須賀、鎌倉、佐賀、札幌、新潟、東広島、一関、京都、藤沢、杉並など)

2020年度も展示会への出展、勉強会開催(東北、九州、北陸、中部)を予定しています。

東京都障害者IT地域支援センター(https://www.tokyo-itcenter.com)には、指伝話アプリがインストールされたiPadがあります。

法人・団体向けに評価用機器の貸し出し(有償)を行なっています。
https://yubidenwa.jp/hyoukaki/

 

【開催方法について】

弊社企画、他団体との共催など、さまざまな形での講演会・勉強会を開催しています。
次項目以降に書いてある内容をご一読いただき、どのような形での開催が良いか一緒に考えますので、ご連絡をください。

もし、ご希望の内容が指伝話アプリだけのことではなく、コミュニケーションに対する考え方やICTを利用してQOLが向上した方の事例紹介を通した勉強会などは、一般社団法人結ライフコミュニケーション研究所で開催していますので、合わせてご検討ください。
https://www.yui.fi/

 

【開催のご相談に際してお知らせいただきたいこと】

・主催者
・対象者と予定人数
・目的とご希望の内容
・場所
・開催日・時間のご希望
・ご予算

 

【内容について】

昨年は年間50回ほどの講演会・勉強会などでお話しを致しましたが、指伝話の機能的なお話しをするだけではなく、根本的なコミュニケーションについての考え方であったり、実際に使っている方の事例を交えてお話しした場合の方が、参加された方々の満足度が高かったことが、アンケートの結果からわかりました。

指伝話はコミュニケーションツールで基本は「アプリ」ですので、「専門知識が必要で高額な医療機器の導入前説明」と同じ感覚で指伝話の説明会をご希望される方もいますが、それに該当するものではありませんのでご理解ください。
一方で、「Excelを使いたいから関数を含めた使い方を説明して欲しい」という感じで指伝話の技術的な使い方講習をしても実際の現場での使い方はわからないと思います。ご希望を伺い、必要なものを提供させていただくのが良いと考え、この説明を書きました。

 

【指伝話の利用者と使い方について】

指伝話の利用者は、喉頭癌などで声がだせない方だけでなく、脳性麻痺や頚椎損傷などによる構音障害(Speech)、失語症・高次脳機能障害のような言語障害(Language)の方もいらっしゃいます。
ALSや筋ジストロフィー・SMAなど神経難病の方の場合はスイッチによる操作も関連しますし、多系統萎縮症や脊髄小脳変性症の方などでスイッチ操作が難しい方には画面カバーを使うのと表示の中身を変えることで使いやすさを工夫したこともありました。
重度重複障害があるお子さんたちの場合は、スイッチ操作のことに加えて、興味を引き出すコンテンツを作りやすいことが良いと評判です。
最近は、自分の声で話ができないだけでなく目が見えずに体の動きも制限されている方も使っていただいていますが、そういうケースは指伝話のコンテンツのアイデアがキーになります。また、緘黙のお子さんや自閉症の方が使った例もあります。

 

【指伝話とVOCA・AAC】

指伝話は、合成音声を使うコミュニケーションアプリなので、VOCA(音声出力会話補助装置)として紹介されたり、AAC(補助代替コミュニケーション)として紹介されることがあります。

指伝話はiPadで使うアプリですので専用福祉機器という訳ではありません。また、指伝話はもともとがビジネスツールとして開発された経緯もあり、福祉機器という概念にとらわれないようにしています。その一方で、言語聴覚士との出会いがあり、リハビリテーション機器やAACとしての使い方も考慮しています。

どんな場合においても、コミュニケーションが目的であり、機器やアプリの操作が目的にならないように、導入から運用に至る中で気をつけています。福祉用具っぽくないところが好きだと言う方も多くいらっしゃいます。

画面をタップすると合成音声で話しをするシンプルな機能が基本ですが、カードタイプの「指伝話メモリ」ではiPadの機能をアプリから呼び出せるようにしたことで、音楽をかける・止める、メッセージやメールを送る、文字入力を補助するなど、さまざまな使い方が広がっています。

また、教育教材を作ったり、高齢者向けのメモリーノートを作るといった使い方も増えています。広い意味ではこれらもコミュニケーションですが、VOCA・AACというくくりで説明する範囲を超えた使い方をされる方が増えています。

病気や障害で自分の声でお話しができないだけでなく、身体を自由に動かすことができない方など、これまではコミュニケーションをとるのが難しいと言われてきた方でも、指伝話を使うことをきっかけとして、周りの人との会話や自分でできることを増やしてらっしゃいます。

指伝話があれば、魔法をかけたようになんでもできるようになる、ということではなく、コミュニケーションの1つのきっかけとして指伝話を使っていただいています。そしてきっかけだけでなく、日々の生活の中で指伝話を活用してくださっています。

 

【講演会・勉強会の内容について】

指伝話に関してだけでも、上記のように多岐に渡る内容があります。

「失語症の方のための指伝話」「特別支援学校での指伝話メモリの使い方のヒント」「支援者のためのスイッチコントロール入門」というように、対象の方を限定した勉強会を開催することもあります。

また、たとえばiPadのスイッチ操作に特化しても、スイッチコントロールの標準機能だけでも深く濃い内容ですし、神経難病の方が1スイッチで使いやすいインタフェースを考えるような勉強会は、実際に現場で関わっていらっしゃる経験のある方とない方とでは、内容が変わってきます。

単純に「指伝話の説明会」というだけでは、ご期待いただいている内容とお伝えする内容がミスマッチになってしまうかもしれません。
一方で、「想像していた内容と違っていて目から鱗が落ちたようだった」と言っていただくことも多くあります。

対象となる方、人数、形式(講演形式かハンズオンか)などをお知らせいただいて、それに合った内容を考えてご提案させていただきます。

 

【指伝話は難しいのか?】

説明が多いと、「指伝話は難しい」という印象をお持ちになられてしまうかもしれませんが、そうではありません。アプリ自体はシンプルなものです。ただ、特にコミュニケーションをとることについて、工夫のしやすさである「アプリの余白」をたっぷりと持っています。

基本的な操作は簡単です。難しいのは操作そのものではなく、中身に何を作るかというアイデアが閃くかどうか?とも言われています。使い方は自由です。

 

【過去の講演会・勉強会の例】

これまでに実施した講演会・勉強会の案内のページのリンクです。いくつかの代表的なパターンを抜き出しました。参考にしてください。

講演会/ICTは機械ではなく機会です 〜ことばだけがコミュニケーションではない〜
当事者団体主催・市の委託事業としての講演会とハンズオン勉強会
https://yubidenwa.jp/event20191110/

勉強会/指伝話メモリとiOSスイッチコントロール
弊社主催の勉強会
https://yubidenwa.jp/event20191102/

勉強会/iPadと指伝話を使ったコミュニケーション支援と日常生活を快適にするICT
難病相談支援センター主催の勉強会
https://yubidenwa.jp/event20191020/

勉強会/たのしいiPadライフをはじめよう
NPO法人主催の勉強会
https://yubidenwa.jp/event20200208/

 

【会場と備品について】

会場ではプロジェクタを使って説明します。
参加人数によっては、マイクが必要になります。
プロジェクタにパソコンから出力する口(D-sub15ピンかHDMIのいずれも可)は持って参りますが、プロジェクタ・スクリーン・マイクは、会場でご用意ください。

 

【人数・内容について】

これまで、数名のグループ勉強会から最大120名の言語聴覚士向けのハンズオンを含む勉強会まで開催してきました。1時間半の講演会から1日コースまで、ご要望に合った内容で企画します。内容によりスタッフや機材の準備がありますので、事前にご相談ください。

 

【費用について】

内容によりスタッフ数や機材の費用が変わります。ハンズオンのiPadを弊社でご用意する場合など、ご相談ください。
基本的に企画者側のご予算に応じた対応を致します。講演会・勉強会は直接の収益事業ではありませんが、関係者の人件費と実費が発生することはご理解ください。

 

【参加者の声・アンケートから】

・実際に使用している映像が見られてよかったです。
・障害を持つ方が、できないと思っていたことがツールを使えばできることが多くあることがわかり、勉強になりました。
・コミュニケーションについて深く考えさせられました。キーワードがいっぱいでてきました。
・誰のための支援かわかりました。「決めつけない、そして考える」は重要なことだと思いました。
・支援者を楽にする支援を考えてしまっているので、視点を改めたいと思いました。
・今回の講演を聞いて、子どもたちは意志を伝えているが、私たちが理解できていないのだと、改めて感じました。
・目から鱗です。考え方が変わりました。
・コミュニケーションの幅が広がり、生活に活かせます。
・スイッチ コントロールについて再度勉強できたのでよかった。
・指伝話による心の動き、機会の広がりを知ることができました。
・スイッチ コントロール1つでも多くの機能があり、その人その人に合わせて設定できることを初めて知った。すごいと思った。
・アプリの基礎的な操作内容が学べたことがよかった。実際に使ってみることで非常にわかりやすかったです。
・実際に作ってみた時の患者さんの反応などのエピソードやアプリを活用する時の工夫なども具体的に聞けて勉強になりました。
・冒頭のコミュニケーションの重要性の話は介助者にとって分かっているようで日常に流されていることなので大切な内容だと思いました。
・iPadアプリ、スイッチの適合まで大変丁寧でわかりやすい内容だった。
・アプリについてもただ渡せばいいのではなく「おもしろそう、使ってみたい」と思うことが大切だと勉強になりました。

 

【お問い合わせ先】

有限会社オフィス結アジア

メール: info@yubidenwa.jp
電 話: 0466-21-7448
担当者: 高橋宜盟(たかはし・よしあき)