上級編

変わる君の設定をカスタマイズする



 通常の設定は、2つのスイッチ接続ジャックに対して、それぞれ「1」キー、「2」キーを割り当てています。この内容を変更したり、1つのキーで複数のアクションを指定したり、1つのスイッチで複数の入力方法を使ったり(パターン入力)するために設定のカスタマイズをすることができます。

 上の映像では、指伝話メモリで絵カードを4枚表示して、スイッチを1〜4回押す回数に応じた絵カードをタップさせるようにしました。スイッチコントロールは使用していません。

設定の変更
メーカーのサイトからユーティリティアプリ(Windows版)をダウンロードして設定を変更することができますが、弊社からお求めの有線接続キットをお使いの場合は、変更内容をご相談いただければ弊社にて書き換えを行います。(往復の送料と事務手数料1,080円をご負担ください。お申し込みは info@yubidenwa.jp までご連絡ください。)

上級編

マクロを設定する

マクロ設定とは?
 オフィス結アジアが設定して出荷している変わる君は、iOSのスイッチコントロールですぐに使えるように、ジャック1は「1」キー、ジャック2は「2」キーを対応させた設定にしています。
 つまり、ジャック1につけたスイッチを押すと、iOSは「1」キーが押されたと認識されます。スイッチコントロールではそのキーに対してアクションを割り当てることになります。スイッチコントロールを使用していない状態では、外付けのキーボードで「1」を押したことと同じ動作となります。
 スイッチを押した時の動作の設定を定義するものをマクロと呼びます。

割り当てるのは1つのキーだけではない
 変わる君では、1つのジャック(つまりスイッチ)に対して1つのキーを割り当てるだけではなく、例えば「Ctrl+Shift+C」という複合のキーを割り当てたり、『「→」キーを押して少し待ってから「1」キーを押す』といった設定をすることができます。
 これにより、スイッチコントロールを使わなくても、スイッチ1つで「絵本をめくって、読み上げる」といった2つの動作を行うこともできるようになります。

 ここでは、次の動作を行うマクロを設定しました。

  • →キーを押して
  • 少し待って
  • 1キーを押す

 指伝話メモリのカードでは、「→」キーは次のページへの移動のショートカットキーです。「1」キーは1番目のカードをタップするショートカットキーです。つまりこのマクロは「カードをめくってタップする」ためのものです。
 このマクロを使う時は、スイッチコントロールを使わないキー操作でよいので、スイッチコントロールの設定をせずとも、スイッチを押せばすぐ使えるというメリットがあります。

 「ボタン設定」のタブで、ボタン1に対して先ほど作成したマクロを割り当てます。実行マクロをポップアップから選択し、「設定」ボタンを押します。
 「マクロ実行中の入力後の動作」とは、マクロ実行中にボタンが押された時の動作を指定するものです。ここでは「マクロ非実行」に設定しておきます。

上級編

パターン入力について

パターン入力とは?
スイッチの短押しと長押しの組み合わせで、1回の操作とする入力方式です。モールス信号と同じ感じと思ってください。
例えば、
短押し1回 = 次の項目に移動
短押し2回 = 項目を選択
長押し2回 = ホーム画面に移動
長押し1回短押し1回 = 音量を下げる
長押し1回短押し2回 = 音量を下げる
というようなスイッチコントロールの設定ができるようになります。通常のiOSの1スイッチ操作では、短押しと長押しの2種類の動作しか設定ができませんが、変わる君のパターン入力を使えば、1スイッチでも複数種類の入力方法を設定することができます。長短の組み合わせを6つまでで作り、最大64種類の登録が可能です。
 また、スイッチコントロールを使わない場合でも、パターンの組み合わせに対してキーを送ることができるので、ショートカットキーで操作できるアプリであれば、スイッチコントロールを使わずとも操作ができる点が魅力です。ちなみに、指伝話メモリはカードのタップとページめくりをショートカットキーで操作できるようになっていますので、短押しと長押しの組み合わせ設定でカード操作が可能です。

 「入力パターン設定」のタブを選び、パターンの設定をして、それに対応して実行するマクロを結びつけます。入力パターンは、最大6つの短押しと長押しの組み合わせです。

 「ボタン設定」のタブを選択し、動作の設定をします。この画面では、ボタン1(ジャック1) を「ボタン入力」にし、実行マクロは先に設定しておいた「めくってタップ」を選択しました。
 ボタン2は「パターン入力」を指定しています。先に設定したパターンでの入力が可能になります。
 なお、2つのジャックにそれぞれスイッチを接続し、片方はボタン入力、もう一方はパターン入力に設定するのは、変わる君のファームウェア1.2.2からできるようになりました。

パターン入力で注意すること
 パターン入力の場合、スイッチを続けて2回押した場合、それが「短押し1回の入力が2回された」のか「短押し2回の入力が1回された」のかは、設定によって決まります。
 設定アプリの「ボタン設定」のタブにある「時間設定」の値が400msの場合、ボタンが押されていた時間が800ms未満で短押し、800ms以上で長押しと判定されます。ボタンが押されていない時間が800ms経過でパターン入力終了と判断されます。
 つまり、1回の入力の完結には最低限800msがかかります。ですので、ボタン入力設定とは異なりスイッチを押したら即時反応をするということではなくなります。パターン入力を使用する場合は、その点を考えてどちらが使いやすいか、また、時間はどのように設定するのが使う方に適しているかを考慮することも大切です。

上級編

オフィス結アジアが設定した設定内容を読み込む

 変わる君には、マクロ設定・入力パターン設定・ボタン設定のすべての設定を書き出したり、読み込んだりすることができる機能があります。一度変わる君を設定したら、バックアップを兼ねて書き出しておくと良いでしょう。また、他の人の設定をもらって自分で使うこともできます。



次のリンクをクリックすると、パターンの登録など一通りの設定を行った設定ファイルをダウンロードすることができます。
http://www.yubidenwa.jp/lib/heartware/kawarukun/YuiKawarukunPattern_v101.mbf
 これを「マクロ設定」タブの画面にある「設定読込」ボタンで選択して読み込むことができます。その後、自分なりにカスタマイズすると良いでしょう。